さよなら典ちゃん

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オートバイレーサー阿部典史選手の告別式へファンとして参列させていただきました。
このブログを御覧の方にはあまり馴染みがないかもしれません。
以下のリンクをご参照ください。

YAMAHA
新聞記事

私がロードレースを観戦していたのはもう10年くらい前のことで、毎年シリーズが始まると鈴鹿、筑波、富士スピードウェイなどのサーキットへよく出かけて行きました。
それこそひとりでも行ってしまうくらい大好きだったんです。
観戦をやめたきっかけは当時応援していたライダーのレース中の事故死でした。
モータースポーツでは転倒や事故は避けられません。
ですがやはりやりきれないものです。
ここ最近でも2003年加藤大治郎選手が鈴鹿日本GPで、つい先日も沼田憲保選手が練習走行中に亡くなっています。
典ちゃんはサーキットではなくプライベートで公道を走行中の事故でした。
こんなことが起こるなんて思いもしないのです。
あまりにも突然すぎて嘘をつかれている気分でした。

斎場ではファンの参列者のためにモニタが用意され、葬儀の様子も流れていましたが、何より当時の鮮烈なデビュー戦、ワイルドカードで参戦した鈴鹿でのシュワンツやドゥーハンらとの熾烈なトップ争い、GP初優勝などの映像に懐かしさと哀しさがこみ上げてきました。
「そうそうこの時(デビュー)ブルーフォックスだったね」
「かわいかったよね」
「この日本GP勝っちゃうんじゃないかと思ったよ」
「でもここの、1コーナーで転んじゃうんだよね」
「そうだよ派手に転んでった」
友人と話しながらいろいろ思い出しました。
ヘルメットから長髪がぱたぱたなびいていて「ありえないだろー」とかツッコミながら観ていたこととか、独特なフォームのコーナリングで「なんでそれで曲がれるの?!」とびっくりしたりとか、がんがんコーナーに飛び込んではフロントががくがく揺れて観てるこっちが冷汗だったり、やっぱり転んじゃったり。

もう典ちゃんがいないだなんて。
私がレースを観なくなっても彼はずっとそこを走っている人だと思ってました。
残念で残念で、仕方がありません。

信じられない気持ちもまだあるのだけれど、それでも参列したことで少し気持ちの区切りになったような気がします。


ひとつだけ典ちゃんにごめんなさい。
葬儀のあと出棺まで1時間くらい時間があったので、近くのファミレスに居たら予定が早まったらしく、私たちが斎場に戻った時にはすでに出棺した後でした。
・・・お見送りしてさよならすることが目的だったのになんたること・・・ごめんね典ちゃん。



さよなら典ちゃん。
キミのレースも笑顔もずっとずっと忘れません。





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